小児科医による子どもの病気解説

病気で困っている子ども、パパママへ

予防接種のQ&A③

予防注射を受ける人のイラスト(女性)

病気で長期療養していた場合の予防接種

2013年から長期療養など特別な事情で予防接種を受けられなかった場合、その特別な事情がなくなった日から起算して2年を経過するまでの間は定期接種の対象者となります。特別な事情としては

①下記の疾患

(ア) 重症複合免疫不全症、無ガンマグロブリン血症その他免疫の機能に支障を生じさせる重篤な疾病

(イ) 白血病、再生不良性貧血、重症筋無力症、若年性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、潰瘍

性大腸炎、ネフローゼ症候群、その他免疫の機能を抑制する治療を必要とする重篤な疾病

(ウ) (ア)又は(イ)の疾病に準ずると認められるもの

②臓器移植を受けた後、免疫抑制治療を受けたこと

③①、②に準ずると認められるもの

この場合、四種混合は15歳まで、BCGは4歳まで、Hibワクチンは10歳まで、肺炎球菌ワクチンは6歳になるまで、定期接種として受けることが可能です。

 

海外渡航および帰国後の予防接種

国や地域によって必要な予防接種が異なります。A型肝炎、狂犬病、髄膜炎菌、腸チフス、ダニ媒介脳炎、コレラのワクチンなどを検討する必要があります。詳しくは渡航者外来を専門とする医療機関や厚生労働省の情報サイト「FORTH」でも情報が確認できます。

(FORTH https://www.forth.go.jp/index.html

 

生ワクチンと不活化ワクチンとの違い

生ワクチンは病原性を極度に弱めたウイルスや細菌を使用したものです。不活化ワクチンは大量に培養されたウイルスや細菌からウイルス粒子や細菌の勤怠を集めて精製した後、ホルマリンなどの薬剤を用いて処理し、病原体の活力を失わせて不活化したものをワクチンとしたものです。百日咳やインフルエンザワクチンのように感染防御に働く抗原の部分を生成したワクチンもあります。

 

ワクチン接種後はよくもんだ方がよいか?

以前は接種部位を揉んでいる習慣がありましたが、現在は特別推奨はされていません。