小児科医による子どもの病気解説

病気で困っている子ども、パパママへ

気管支喘息の吸入方法

吸入器を使う男の子のイラスト

気管支喘息の吸入方法

①ドライパウダー定量吸入器の吸入方法

まず準備ですが、ディスカスは水平にしてレバーを押します。タービュヘイラーは垂直にして回転グリップを回します。スイングヘラーは垂直にしてレバーを押します。次に、器具に呼気をふきかけないように横を向いて息を吐きだし、吸入口をくわえて口を閉じ、力強く深く吸います。数秒間息を止めて、その後ゆっくり吐き出します。吸入後はうがいもしくは水を飲みます。

②加圧噴霧式定量吸入器からの吸入方法

初めて使う場合はボンベがアダプターにしっかりはまっているかどうかを確認するため、2回試し押しを行う。次に容器によく振ります。舌を下げて、喉を広げた状態になるようにします。アダプターを歯で噛んで、噛んだ歯の隙間からも空気を吸えるように口を開けておく。ボンベを1回強く押すと同時に息を深く3秒かけてゆっくり吸い込みます。息を吸い込んだ状態で3秒以上息を止めます。そしてゆっくり息を吐きます。吸入ステロイドの吸入後はうがいが必要ですが、β2刺激薬吸入後は必ずしもうがいはしなくても大丈夫です。

③スペーサーを使用した加圧噴霧式定量吸入器からの吸入方法

まず、薬剤をよく振り、スペーサーに装着して1押しする。マウスピースの場合は息を吐いた状態でくわえて口を閉じ、しばらく息をこらえてからゆっくり深呼吸します。1回で吸入しきれない場合は繰り返してもう一度吸入します。

マスク付きチャンバーの場合はマスクを顔に密着し、安静呼吸を何回か行います。エアロチャンバーの場合は、フローインジケーターの動きで呼吸しているかを確認できます。マウスピース、マスク付きチャンバーいずれであっても、噴霧後に速やかに吸入すること、スペーサー内に薬剤が付着しないように静電気を起こさせないこと(擦らないこと)がポイントです。

エアロチャンバー・プラス、ボアテックス、オプティチャンバーダイアモンドの3種類が代表的なものです。

※キュバールとオルベスコは使用できません。

④ネブライザーの吸入方法

薬液を加えて電源をつけるだけで準備完了です。ドライパウダー定量吸入器や加圧噴霧式定量吸入器よりも吸入時間がかかること、価格が高いことがデメリットではありますが、どの年齢層にも比較的簡単に使用することができます。