小児科医による子どもの病気解説

病気で困っている子ども、パパママへ

乗り物酔い(動揺病)

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動揺病とは

動揺病はいわゆる乗り物酔いのことです。乗り物酔いは目から入る情報と耳で感じている情報が異なっていることで起こるといわれています。こと異なる情報を不快だと認識すると、嘔気・嘔吐といった症状につながります。

 

原因

乗り物の揺れが内耳にある平衡感覚を司る三半規管を刺激します。外からしきられた空間で起こることが多く、乗り物が移動しているにも関わらず脳が停止していると錯覚すると症状が起こります。また、睡眠不足や空腹、疲労、混雑した車内などで症状が起こりやすいです。

 

症状

・3歳までは乗り物酔いは少ないです。

・冷や汗、生唾が増え、嘔気、嘔吐してしまう自律神経症状が起こります。

・思春期を超える時期より自律神経の調整が悪くなる場合があり、この時期に症状が強くなります。

 

症状予防

・前日は睡眠をしっかりとる

・早朝の出発の場合、2,3時間前には起きておく

・出発前に適量の食事を摂るようする

・揺れの少ない座席に座る

・歌やゲームを行い、気分をそらすようにする

・酔いやすい場合はあらかじめ酔い止めを飲む

・揺れが予想される逆方向に体を傾け安定させる

 

症状出現時の対処法

・横になって頭を動かさないようにして体を休める

・症状が強い場合は乗り物から降りる

 

ご家族の方へ

市販薬の乗り物酔い止めだけでなく、処方薬でも動揺病に使用する薬があります。旅行や帰省の前にご相談いただければと思います。