小児科医による子どもの病気解説

病気で困っている子ども、パパママへ

鼻腔異物

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鼻腔異物とは

6歳以下の子どもでは、「何かを鼻の中にいれてしまうこと」は決して珍しいことではありません。実は私も小さい時にパチンコ玉を鼻の中に詰めてしまったことがあったそうです。耳鼻科で摘出をして事なきを得たそうです。。

そして、先日私の3歳の娘も鼻の中に丸いチョコレートを詰めてしまいました。耳鼻科受診の準備をしていたところで、くしゃみで排出しましたが。

子どもは興味心から大人の想像を超えることをするものですね。。遺伝するわけではないのですが。。

今回は鼻腔異物で大切なことを記載致します。

 

状況把握

子どもは鼻腔に物を入れて取れなくなってしまった時、大人がその場にいないことが多いです。その後、兄弟が教えてくれることや本人が伝えてくれることが一般的と思います。よくある入れてしまうもの

・ビーズ玉

・BB弾

・丸い形のお菓子(チョコ、ガム、アメなど)

・果物の種(サクランボ、ブドウなど)

伝えられた時は、突然怒っても仕方ないので、「伝えてくれてありがとう」と伝え下記の対処法を行いましょう。

 

家でできる対処法

 一番大切なことは無理をしすぎて鼻出血させないことです。綿棒などをいれるのはよくありません。反対の鼻を抑えて、鼻をかんで、飛び出してこなければ必ず受診しましょう。

 

医療機関での対応方法

耳鼻科受診がおすすめです。耳鼻科では鼻腔ファイバーで観察を行い、吸引や鑷子などを駆使して摘出します。小児科ではアンビューバック法といって泣いている状況で口にアンビューバックを構えて、対側の鼻を抑えて空気を吹き込む方法もありますが、耳鼻科で摘出する方が安全性は高いと思います。

 

ご家族の方へ

不思議なことに子どもは穴に物を入れる作業が好きです。興味本位から大人が思いもしないことをするものです。耳の中や鼻の中に物を入れたり、食べ物でないものを飲み込んだりします。

起こってしまった場合は、慌てずに病院を受診しましょう。夜間の場合は#8000や夜間救急病院に相談した上で受診をするのがおすすめです。