救急受診の目安・判断
夜間や祝日に子どもの調子が悪くなった時、保護者であれば皆さんご心配になると思います。夜間や祝日受診時の処方は原則として1日分となりますので、緊急性がない場合には原則として翌日受診がおすすめです。
この「緊急性の有無」を判断するのが、非常に難しいと思いますので、判断のポイントを記載しようと思います。
救急受診した方がよい場合
<見た目が悪い>
・無表情であやしても笑わない
・機嫌が悪く、何をしても機嫌がよくならない
・グッタリして反応が乏しい
・泣き方が弱い、呼びかけに反応しない
<呼吸困難>
・横になると眠れない
・肩があがる呼吸、胸が凹む呼吸、鼻がヒクヒクする苦しい呼吸をしている
・息が苦しくてしゃべれない
・咳き込んで何度も吐く
・呼吸が苦しく水分がとれない
<循環不全>
・顔色が紫色、白色
・手足が異様に冷たく、皮膚色がまだら
・冷や汗をかく
<頭部打撲>
・直後に意識がなくなったり、意識がおかしい
・けいれんがあった、何度も吐く
詳細は下記参照↓
<外傷>
・手足を強く打ち、その部位を動かさない、腫れが強い
救急車を呼ぶべき場合
・刺激してもグッタリして反応がなく、すぐ寝てしまう
・けいれんが5分以上続く
・意味不明の言動があり、異常な状態が1時間以上続いている
・呼吸が止まりそう、無呼吸が15秒以上ある
・全身の血色が悪い
救急受診のポイント
受診するか迷った時は#8000や医療機関に相談し、必要があれば受診しましょう。緊急性の有無に判断が迷う場合は、受診しましょう。受診して怒られることはありません。