小児科医による子どもの病気解説

病気で困っている子ども、パパママへ

副鼻腔炎

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副鼻腔炎とは

鼻の穴と喉はつながっています。その途中には副鼻腔という洞窟があります。副鼻腔炎は、この副鼻腔の粘膜が炎症を起こしている病気です。子どもの咳嗽、鼻汁が1週間以上も長引く場合は、考慮する必要があります。

 

原因

ウイルスや細菌感染やアレルギー性鼻炎が原因となります。

アレルギー性鼻炎に関しての詳細は下記↓

www.kodomococoro.com

 

症状

鼻汁(症状が悪化するごとに膿性鼻汁)、鼻閉、咳嗽、発熱、頭痛、ボーっとする、目やに、口臭、顔が腫れる、耳が痛い(中耳炎合併時)

 

診断・治療

慢性的に鼻汁や咳嗽が続く場合、必要に応じてレントゲン検査を行います。症状が長く続いている場合、抗生剤投与を5日間行います。改善しない場合は、抗生剤の増量または変更が行われます。さらに改善がない場合は、抗生剤の変更を行うことが多いです。顔の痛みが強い場合や腫れがある場合は重症と考えられるため、頭部CTで合併症の評価をすることが勧められます。

鼻汁のクリアランスを改善する目的で、マクロライド系抗生剤の持続投与を行うことがあります。通常、この治療法は3か月行い、終了します。

 

家庭での注意点

病院で処方された薬を指示通りに飲み切ることが大切です。副鼻腔炎は症状がよくなり薬を中止すると、再燃することが多いです。

また、家庭で鼻をかむ練習をするとよいです。片方ずつ静かにかむことがポイントです。小学校入学前の子どもには、市販の電動鼻汁吸い器がお勧めです。入眠前に吸引することで寝入りがよくなることも期待できます。

鼻汁、咳嗽が長引く際は、小児科・耳鼻科にご相談ください。