小児科医による子どもの病気解説

病気で困っている子ども、パパママへ

夜驚症と夜泣き

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夜驚症と夜泣きとは

夜驚症は寝ている最中に、突然叫び声や悲鳴、泣き声をあげ、場合によっては起き上がったり、パニックをおこしてしまう。主には2歳~6歳で起こる一時的な疾患です。

一方で乳児期に起こる場合は「夜泣き」になります。

夜驚症は幼児期での発症の場合は小学校高学年になるまでには消失することが多いです。頻度は、1歳半で35%、3歳で20%と成長につれて低下します。

一方で多くの「夜泣き」は、1年程度で消失することが多いです。

 

症状

乳児の「夜泣き」では、泣きだして止まらないという症状につきます。

幼児期の夜驚症では、叫び声を上げるだけではなく、目を見開いたり、身体を動かしたり、大量に汗をかいたり、恐怖に怯えた表情になるなど、身体的症状が強くなります。

周囲からは怖い夢でうなされたように見えるため、なだめようとしますが、大抵の場合、本人が認識できていないため、改善がみられません。時間が解決することが多いです。

 

診断

夜泣きや夜驚症は睡眠の前半1/3にみられることが多いです。これは、ノンレム睡眠からの覚醒障害によって起こる症状だからです。症状は10分程度継続します。問診を行い、夜驚症の症状に当てはまるか確認することで診断できることが多いです。鑑別としては、てんかんなどがあるため、必要に応じて脳波検査などを行います。

 

治療

夜泣きの対処法を下記に記します

・昼寝をさせず、昼夜リズムを作る

・オムツ交換、ミルクやおしゃぶりを装着

・一度部屋を明るくして、しっかり抱っこ

・泣き止む音楽を聞かせる

・漢方(抑肝散、甘草小麦大棗湯、小建中湯)

 

 

 

 ↑昨晩の私も睡眠不足です(笑)

 

夜驚症の場合、受診がおすすめです。

特に、夜驚症は発達障害の子どもに睡眠障害の症状として起こることがあります。しかし、睡眠障害が発達障害の原因となっているわけではないので、焦らずゆっくり治療をしていきましょう。なかなかよくならないことが多いですが、年単位で少しずつよくなります。ご心配な際は小児科にご相談ください。

 

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