小児科医による子どもの病気解説

病気で困っている子ども、パパママへ

鼻涙管狭窄

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鼻涙管狭窄とは

私たちの目と鼻は鼻涙管という細い管でつながっています。涙をこらえていると鼻に涙がまわってくるのはこれが原因です。先天性鼻涙管狭窄はこの鼻涙管が生まれつきつまっている病気です。また、大人になってから鼻炎や蓄膿症などで鼻涙管がつまることを後天性鼻涙管狭窄と呼びます。

 

症状

生まれた後から、常に目に涙がたまっている様子がみられます。また、雑菌がたまりやすいために、眼脂が多い特徴があります。子どもによっては、生後半年ほどで自然に涙道が拡張し改善する場合があります。

 

検査

鼻の付け根を押すと涙が逆流して目からあふれてくるかで診断することができます。はっきりしない場合には、目の中に生理食塩水をいれ鼻に流れるかどうかチェックする涙道水試験を行うことがあります。

 

治療法

・点眼薬、マッサージ

生後半年から1歳までに鼻涙管が自然に開通する子どもは約半数といわれているため、点眼薬で感染予防を行い、経過を診ることが多いです。この際、目の内側の鼻の付け根を指でマッサージすることでさらに自然治癒率をあげることが知られています。

・涙道ブジー

涙道に先端を丸くした細い棒(ブジー)を挿入し、狭くなった鼻涙管を開通させる治療法です。

・涙道チューブ

ブジーを何度か行っても改善がない場合、数か月間シリコンチューブを留置する場合があります。

 

赤ちゃんの涙目や目やにが気になる場合は、お近くの小児科もしくは眼科にご相談ください。