小児科医による子どもの病気解説

病気で困っている子ども、パパママへ

亀頭包皮炎、膣前庭炎

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亀頭包皮炎とは

ちんちんの出口の亀頭と包皮の間に細菌が貯まってしまう病気です。おしっこをする時に痛みが出現する場合があります。

症状

症状は亀頭先端が発赤、腫脹します。炎症が強い場合は先端だけでなく、ちんちんの皮膚全体が赤くなることもあります。症状を放置しておくと、包皮口から膿汁が出ることや出血を伴う場合もあります。

主に排尿時痛や持続的な痛みを訴えることが多いです。

診断・治療

診断は視診することで行います。治療としては、症状が軽度であれば、排尿後に抗生剤を含む軟膏を塗ることで改善することも多いです。症状が強い場合は、抗生剤の内服を併用することがあります。

予防としては、入浴時に無理ない程度に包皮を剥いて、シャワーなどで洗い流すなど清潔に保つ指導が大切です。また、汚れた手でちんちんを触らないようにする指導も大切です。

 

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膣前庭炎とは

小児、思春期の女児に多い疾患です。思春期では羞恥心のため受診は少ないですが、学校検尿で白血球陽性を呈しているが、膀胱炎になっていない女児は膣前庭炎になっていることが多いです。

症状

症状は外陰部の発赤、かゆみ、下り物などです。また、排尿時痛や歩行時に股がこすれていたいなどの症状がでることもあります。

診断・治療

膣前庭炎では、入浴時に石鹸などを用いて陰部の清潔を保つことを指導し、抗生剤の内服を行うことが多いです。外陰部へ抗生剤が入った軟膏を塗るケースもあります。

 

どちらの疾患も陰部を清潔に保つように教えることが大切です!