小児科医による子どもの病気解説

病気で困っている子ども、パパママへ

風疹

f:id:kodomokokoro:20200520082523p:plain

風疹とは

風疹は、風疹ウイルスの感染によっておこる感染症です。現在は予防接種による予防が行われていますが、日本においても2018年・2019年にも一定の流行がみられました。

症状

発熱、発疹、リンパ節腫脹(耳介後部、後頚部)が認められます。症状がでない感染(不顕性感染)は15~30%にみられる。おおくの場合、発心は桃色で小さく、皮膚より隆起しており、全身に広がることもある。リンパ節腫大は3~6週間継続します。

まれに急性脳症や血小板減少性紫斑病を合併することがあります。

妊婦さんに感染すると胎児に先天性風疹症候群が出現することがあるため、非常に注意が必要です。

診断・治療

特徴的な熱・発疹の症状および血液検査で抗体を測定することで診断します。治療は対症療法しかなく、原則として予防接種をうけることが非常に大切です。

登園・登校は、解熱し発疹が消失し解熱すれば登園は可能です。保健所への報告が義務付けられている感染力が強い感染症ですので、必ず医師に相談をしましょう。

感染経路

咳嗽、鼻汁による飛沫感染と接触感染です。

潜伏期間

2~3週間後に発症します。

ワクチンについて

ワクチン接種後の反応として多く見られる症状として発熱、発疹、鼻汁、咳嗽、注射部位紅斑・腫脹などがみられます。MRワクチン(麻疹・風疹ワクチン)は、ニワトリの胚細胞を用いて製造されており、卵そのものを使っていないため卵アレルギーによるアレルギー反応の心配はほとんどないとされています。