小児科医による子どもの病気解説

病気で困っている子ども、パパママへ

予防接種について

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予防接種とは

赤ちゃんや子どもは病気に対する抵抗力が未熟です。生まれる前にお母さんからもらった免疫抗体も、生後半年程度で弱くなってしまいます。その後に特殊な病気にかかってしまうと、重い後遺症や、命がおびやかされたりすることがまれにあります。そうならないようにするために、予防接種があります。

予防接種は、対象となる疾患の偽物を注射し、その偽物と子どもが戦うことによって免疫抗体を獲得する作業です。そして免疫抗体を獲得することで、本物の細菌やウイルスが体に侵入した際に戦うことができるようになります。

予防接種を受ける際に大切なこと

予防接種には「定期接種」と「任意接種」があります。任意接種の予防接種だからといって受ける必要がないわけではありません。

(例えばアメリカでは、おたふくかぜ、インフルエンザなども定期接種です。)

現在の日本の予防接種の本数を考えると、同時接種がスタンダードといえます。

もしも1本ずつ予防接種を受けた場合、ほぼ5か月間毎週予防接種が必要になってしまうからです。予防接種は体調が万全でないと受けることができませんので、母子ともに負担が大きい選択となってしまいます。

代表的な副反応

・接種部位の腫れ 

肘を超えて大きく腫れあがらなければ治療は不要なことが多いです。塗薬もあるのでご心配な場合は受診してください。

・発熱      

一日で収まることが多く、心配がいらないことが多いです。副反応か判断に迷う場合は受診しましょう。

・その他     

おたふくかぜワクチンでは無菌性髄膜炎が起こることがあります。(0.05%)

家庭で気を付けること

予防接種当日であっても、お風呂に入っていただいて構いません。ただし、接種部位が強く腫れあがっている場合は、長風呂は避けましょう。予防接種を受けた後に心配な症状があれば、接種したクリニックに相談をしましょう。