小児科医による子どもの病気解説

病気で困っている子ども、パパママへ

夜尿症

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夜尿症とは

5歳以上の子どもで月1回以上のおねしょが3か月以上続く場合は夜尿症と診断されます。5歳から15歳の子どもの約80万人が夜尿症です。一般的には成長とともに自然に治癒しますが、週に3階以上の夜尿がある子どもは治りづらいです。

治療をうけた子どもの約80%は治療後2年で改善するといわれています。

 

治療開始の目安

5歳以上のお子さんでおねしょに加え、昼間にもおしっこ/うんちを漏らすお子さんは医療機関受診が推奨されています。

未就学児では、昼間のおしっこ/うんちを漏らすことがなければ、まずはご自宅で生活習慣の見直し(後述)をすることもおすすめです。

小学1,2年生では、毎晩のおねしょがみられる場合は医療機関受診が推奨されています。週に数回のおねしょであれば、ご自宅での生活習慣の見直しもおすすめです。

小学3年生以上でおねしょがある場合は、医療機関受診がおすすめです。

 

夜尿症のタイプ

2種類の原因が考えられます。

・夜中に貯まる尿量が多すぎて膀胱から溢れてしまうタイプ

・眠っている間に膀胱がふくらみにくく、膀胱要領が小さいため、少ない尿量でもあふれてしまうタイプ

 

夜尿症の治療の流れ

医療機関受診時には、まず二分脊椎や外性器の異常など器質的疾患がないことを確認し、尿検査も行います。その後、生活習慣の改善と日誌をつけていただき、2週から1か月後に評価を行います。

効果が乏しい場合には薬物療法やアラーム両方を行い、2週から3か月後に評価を行います。

次回は夜尿症の治療に関して、より詳しくご紹介します。

 

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