小児科医による子どもの病気解説

病気で困っている子ども、パパママへ

子どものコロナウイルス感染症

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コロナウイルス感染症

コロナウイルス感染症の流行は、まだしばらく続くと考えられます。

テレビのニュースやインターネット上では、人々の恐怖を煽る強烈なニュースが日々溢れています。人々の注目を集めることが、利益につながる業界ですので、ある程度は致し方ありません。

私たちは今、様々な情報に関して、正しい理解をすることを求められています。

 

コロナウイルス感染症は間違いなく、日本国内で広がりをみせています。他国に比べると緩やかではありますが、確実に感染は広がりをみせています。

 

身近な方がコロナウイルス感染症にかかる機会が訪れた時に、正しい知識を身に着けておき、パニックにならずに対応できるようにしましょう。

 

正しい知識を身につけておくことで、自分や家族を守ることができます。また、コロナウイルス感染症にかかっている方を差別することはなくなると思います。

 

子どものコロナウイルス感染症に対するPCR検査

ご存知の方も多いと思いますが、現在の検査は原則として

・コロナウイルス感染症患者との濃厚接触歴があり、発熱や呼吸器症状がある場合

・集団感染が疑われる場合(クラスターの特定目的)

・原因を特定できない肺炎または呼吸窮迫を伴う場合

(日本小児科学会:新型コロナウイルス検査適応(日本小児科学会の考え方))

に行われています。

(※今後検査対象の拡大がされる可能性があります。)

 

発熱4,5日目であっても、呼吸状態、全身状態が良好で、解熱傾向などがあれば当然検査対象にはなりません。

一方で、発熱1,2日目でも呼吸状態や全身状態の悪化が悪ければ、早急に病院を受診するべきです。さらに、海外の報告でも1歳以下の患者さんや基礎疾患がある患者さんは重症化しやすいと分かってきましたので、対象の方は早めに受診することをお勧めいたします。

 

お子さんが発熱した際には、まず以下の記事をご参考にしてください。

www.kodomococoro.com

子どもがコロナウイルス感染症になってしまった場合

 

1.小児の軽症患者は原則として自宅療養を考慮されます。

もちろん同居家族にも感染するリスクがあるため、担当医や病院とよく話し合う必要があります。また、症状の悪化がみられた場合は速やかに担当医や病院に連絡する必要があります。

 

2.小児が入院した場合には、保護者の同室付き添い入院が考慮されます。

保護者が同室することは子どもの精神的安定につながる上に、子どもの具合を把握できるメリットがあります。子どもが発症した時点で、保護者は濃厚接触者もしくは感染者であるので、同室で健康観察が必要となります。

 

もしも、子どもがコロナウイルス感染症にかかってしまった場合であっても、

原則として、親は子どもと一緒にいられるということです。

(上記は日本小児科学会から2020年4月23日に発表されました。一部抜粋)

 小児の新型コロナウイルス感染症に対する医療提供体制に関する見解〜入院や付き添いの考え方も含めて〜 

 

終わりのない感染症はない

敵はウイルス感染症です。

感染症にかかってしまった方は敵ではありません。仲間です。

共に助けあってウイルスを倒す必要があります。

どのような感染症であっても、必ず流行は収束します。

終わりのない感染症はありません。

不要不急の外出自粛という私たちの小さな努力が、流行の収束を早めます。

 

私たち、そして子どもたちの明るい未来のために、

私たちが今できることを淡々と続けましょう!