小児科医による子どもの病気解説

病気で困っている子ども、パパママへ

アトピー性皮膚炎

f:id:kodomokokoro:20200421082842j:plain

アトピー性皮膚炎とは

皮膚でアレルギー反応が起こることをアトピー性皮膚炎と呼びます。主に1980年から2000年にかけてステロイド外用薬の誤用やアトピービジネスが多発し、社会的な問題となりました。そのため、治療に関して多くの方が不安に感じている疾患の一つです。現在ではガイドラインがあります。

 

治療

スキンケアと薬物療法(保湿剤・ステロイド)を行います。

アトピー性皮膚炎による水分保持機能・バリア機能の低下、かゆみの増強、易感染性の状態を清潔に保つことで改善する方法です。

①防腐剤や着色料、香料が入っていない石鹸を泡立てます。(泡立てネットやポンプなど使用してください。)

②素手で皮膚をこすらないように手でもむようにあらい、シャワーで洗い流します。(痛みやかゆみが強い場合は37,8℃のぬるま湯にし、シャワーが直接当たらないように手で水圧を抑えて洗い流してください。)

③きれいなタオルで全身の水気を取った後に、保湿剤(発赤症状が強いならばステロイド)を使用します。あまり伸ばしすぎず、薬をのせるように塗ります。頭皮に塗る場合は2㎝おきに髪に垂らして全体につけていきます。

理想は朝・夕にスキンケアと塗り薬を塗ることですが、朝は最低限塗り薬の塗り忘れがないように注意しましょう。

 

プロアクティブ治療

アトピー性皮膚炎の外用療法には、症状が出た際に治療するリアクティブ治療と、症状の出る前から予防的に治療するプロアクティブ治療の2種類があります。現在は、後者の治療が有効性が高いことがしられています。

皮膚の調子が悪い時は連日ステロイドやタクロリムスを塗布し、調子がよくなったら、隔日概要します。その後、週に2回塗布とするなど、少しずつ使用頻度を落とす治療法です。最終的には、保湿剤を毎日使用します。