小児科医による子どもの病気解説

病気で困っている子ども、パパママへ

インフルエンザ

寒気・悪寒のイラスト(女性)

インフルエンザとは

インフルエンザウイルスを病原体とする急性の呼吸器感染症です。例年11月下旬から始まり、2月上旬にピークを迎え、3月頃まで流行が続きます。

 

症状

発熱、悪寒、頭痛、のどの痛み、関節痛、腹痛、嘔吐、下痢など様々な症状をおこします。症状が長期化すると肺炎や急性脳症などを合併することがあります。1シーズンに複数回感染することもあります。インフルエンザの予防接種は重症化予防に効果があるといわれています。

 

診断・治療

発熱してすぐに検査を行っても正しい検査結果が出にくいため、原則として発熱してから12時間以上経過してからの検査がおすすめです。(発熱から12時間経過したタイミングでの検査は感度・特異度共に90%とされます。)

治療薬は内服薬(タミフル)と吸入薬(リレンザ・イナビル)があります。小さいお子さんや咳嗽症状が強い方には、内服薬を使用します。発症から48時間以上が経過し、症状が軽い場合には、自然によくなることを期待して治療薬を使用しない場合があります。

 

感染経路

飛沫感染によって口や鼻から感染したり、接触感染も起こすといわれています。

 

潜伏期間

1日から4日間の潜伏期間を経て発症します。

 

家庭で気をつけること

・食べ物

食事は無理に食べさせる必要はありませんが、水分をしっかり摂りましょう。

・お風呂 

水分摂取が少なければ、温タオルで体は手早く拭いて着替えをするだけにしましょう。

・感染 

手洗い、うがいに努めましょう。

 

早めに受診した方がよい場合

インフルエンザの治療薬を使用しているが、4日以上解熱をしない場合や、咳症状が強く、水分が摂れなくなってきてしまった場合はインフルエンザと診断されていることを受診する医療機関に予め知らせた後に、早めに受診しましょう。

また、1時間以上せん妄状態(つじつまの合わない会話や行動、幻覚、幻聴など)が続く場合にも一度医療機関に相談することがお勧めです。