小児科医による子どもの病気解説

病気で困っている子ども、パパママへ

発熱時の対応

子供の発熱のイラスト

発熱時の対応

子どもの発熱

体温が37.5℃以上あることを発熱といいます。子どもの体温は1日で1℃近く変動し、気温や環境にも左右されやすいため判断が難しい場合があります。

発熱は、体がウイルスや細菌と戦っている反応として生じることが多いです。しかし、他にも発熱の原因は多々ありますので、体温の高さだけにとらわれず、他の症状(感冒症状や皮疹の有無など)の有無を確認しましょう。

日中に発熱した場合は、夜に備えて昼間に受診するように心掛けましょう。

 

家庭での対応

発熱時は保育園、幼稚園、学校などは休み自宅で安静にしましょう。前日の夜に発熱し、翌朝に解熱していても、午後に再び発熱することは多々あります。24時間以上発熱がないことを確認してから登園・登校しましょう。

子どもは夜に発熱することが多く不安になりますが、比較的活気があり、発熱以外に目立った症状がなければ、一晩様子をみることが可能な場合も多いです。

・寒気やふるえ、手足が冷たい時

寒くてガタガタ震えている時は、体を冷やさず衣類や掛物をかけて、体を温めて休みましょう。

・手足もあつく暑がっている時

汗を無理にかかせる必要はありません。薄着に着替えさせ、嫌がらなければ、わきの下、首、足の付け根をアイスノンや氷枕で冷やしてあげましょう。室温は24~26℃、湿度は60%程度がよいとされています。

・お風呂やシャワーに関して

活気があり、水分がしっかりとれているようであれば、短時間であればお風呂やシャワーに入って構いません。活気がない、水分が十分にとれていない場合は、蒸しタオルで体を拭いてあげましょう。

 

熱さまし(解熱剤)の使い方

体温が37.5℃以上で、発熱によりグッタリしている場合、水分が摂れない場合、ぐずって眠れない場合に使用しましょう。高熱であっても活気があり遊んでいる場合や水分が摂れている場合は必ずしも使う必要はありません。

体温が急激に上昇する際に熱性けいれんや悪寒などの症状が出現しやすいことが知られています。以前に熱性けいれんを起こしたことがある方は、主治医と相談し解熱剤を使用しましょう。(2015年の熱性けいれんガイドラインではけいれん予防薬と解熱剤の併用が認められています。)