小児科医による子どもの病気解説

病気で困っている子ども、パパママへ

子どもの”こころ”の病気

心因性頻尿

心因性頻尿とは 頻尿は、尿路感染症、糖尿病、尿崩症などの病気が原因でおこることもあります。尿検査や血液検査などを行い異常がみられないものは、心因性頻尿(過敏性膀胱や神経性頻尿とも呼びます)が原因の一つとして考えられます。 子どもの尿回数 子ど…

指しゃぶり

指しゃぶりとは 指しゃぶりは、ほとんどの赤ちゃんが行います。生後2,3か月ぐらいからはじまり、ピークは1歳半から2歳ごろです。特に甘えたい時、眠い時、お腹が空いている時にみられる自然の反応です。実際、1歳半で約30%の子どもが指しゃぶりをし、3歳で…

子どもの心雑音

子どもの心雑音とは 心音は、「ドックン、ドックン」と表記しますが、これ以外の音が聞こえたり、通常よりも一部の音が大きく聞こえることを一般的に「心雑音」と呼びます。 この場合、「心音の異常」という意味で「心雑音」が使われていますが、正確には間…

気胸

気胸とは 気胸は、胸腔内に空気が貯留し、肺が虚脱した状態です。肺は呼吸するために重要な臓器ですので、呼吸苦や胸痛といった症状が起こります。気胸は外傷性気胸と自然気胸(原因が不明なもの)に分類されます。 症状 主に学童期の背の高い男子に頻度が高…

睡眠障害

睡眠障害とは 睡眠障害は、原因として精神障害、身体疾患、薬物などがない一次性睡眠障害と、原因がある二次性睡眠障害に分けられます。 さらに、睡眠の量、質、睡眠から覚醒の時間に問題がある「睡眠異常(ディスソムニア)」と、睡眠・睡眠段階・睡眠覚醒の…

学習障害

学習障害とは 学習障害は、基本的に全般的な知的発達の遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算するまはた推論する能力のうち、特定のものの習得と使用に著しい困難を示す状態のことです。また、その原因として視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害な…

こどもの胸痛

子どもの胸痛について 胸痛は心臓の痛みと思いがちですが、必ずしも心臓に原因がある痛みではありません。 小学校高学年から高校生までに多い症状のひとつです。幼稚園児や小学校低学年においては、腹痛を胸痛と訴える場合もあり、診断に苦労する症状のひと…

Fallot四徴症

Fallot四徴症とは Fallot四徴症は、心室中隔欠損症、肺動脈狭窄、大動脈騎乗、右室肥大を特徴とする症候群です。頻度は3600人に1人程度といわれています。Fallot四徴症の中にも、肺動脈閉鎖を伴うタイプや肺動脈狭窄が軽度のタイプなどがあり、血行動態はそ…

漏斗胸・鳩胸(胸郭変形)

漏斗胸・鳩胸とは 漏斗胸は、胸板を形成する胸骨と肋軟骨の一部が、背中側の脊柱に向かって漏斗状に陥没している状態のことです。発生頻度は1000人に1人程度で、男子に多い特徴があります。 鳩胸は胸骨が前方に突出した状態で、胸骨柄部分が突出しているタイ…

動脈管開存症

動脈管開存症とは 動脈管は、お母さんのお腹の中で胎児が生きていくために重要な血管です。通常、生まれてから必要がなくなるので、生後1,2日で閉じてしまいます。この血管が開いたままの状態を動脈管開存症と呼びます。 動脈管開存症は、2000人に1人、先天…

心室中隔欠損

心室中隔欠損とは 心臓の心室を隔てる壁である中隔の一部が欠損している病気です。先天性心疾患の中で一番多い頻度の疾患で、先天性心疾患の約20%といわれています。(心室中隔欠損単独でないものも含みます。)性別ではやや女性に多いです。 分類 分類法が…

心房中隔欠損

心房中隔欠損とは 心臓の心房を隔てる壁である中隔の一部が欠損している病気です。先天性心疾患の中で一番多い頻度の疾患で、先天性心疾患の7~13%といわれています。性別では女性に多いです。 分類 ・中心部型(2次口欠損型) 心房中隔の中心の卵円窩を中…

発達障害

発達障害とは 発達障害は、生まれつき脳の発達に障害があることの総称です。幼児期に症状が現れることがほとんどで、人によって対人関係やコミュニケーションが問題であったり、落ち着きがなかったり症状は様々です。なかには、複数のタイプの発達障害を同時…

先天性心疾患

先天性心疾患とは 先天性は文字通り「生まれつきの」という意味ですので、先天性心疾患は「生まれつきの心臓病」を指します。 生まれた赤ちゃんに「心雑音があります。」「心臓の病気が疑われます。」などと言われた時には、赤ちゃんが生まれた嬉しさから一…

チック障害

チックとは チックは「突発的で急速であり、かつリズムなく繰り返されるパターン化した運動」のことを指します。この運動が発声に関わる筋肉に起これば、同様の特徴をもつ発声になります。 子どもの10~20%は経験するといわれ、男児に多い傾向があります。チ…

起立性調節障害

6月からいよいよコロナ休校から明けて、新学期が始まります。 通年4月に増えてしまうこの病気ですが、今年はこれから増えることが予想されます。 朝起きれない、学校へ行けない、など症状が出現した際は、お子さんを責めることをせず、まず小児科にご相談く…

川崎病

川崎病とは 1967年に川崎富作先生が発見した症候群で、特に日本人や韓国人などアジア系の人々に多くみられます。(日本での患者は年間15000人前後)原因は未だに分かっていませんが、ウイルス感染などを契機に全身の血管に炎症が生じる疾患なのではないかと…