小児科医による子どもの病気解説

病気で困っている子ども、パパママへ

予防接種

予防接種の種類とスケジュール

まず最初に大事なことなのでお伝えします。 予防接種のための受診は、不要不急の外出ではありません。コロナウイルス感染症以外の感染症も流行がみられますので、適切な時期に予防接種を受けましょう。小児科では感染対策をとっている病院・クリニックがほと…

予防接種について

予防接種とは 赤ちゃんや子どもは病気に対する抵抗力が未熟です。生まれる前にお母さんからもらった免疫抗体も、生後半年程度で弱くなってしまいます。その後に特殊な病気にかかってしまうと、重い後遺症や、命がおびやかされたりすることがまれにあります。…

HPVワクチン(ヒトパピローマウイルス)

HPVワクチンについて HPVワクチンは日本において、2010年11月から小学6年生~高校1年生の女性に無料接種(任意予防接種)が開始されました。2013年4月に定期予防接種となりましたが、副反応とされる症状が相次ぎ報告され、わずか2か月で「積極的な接種勧奨」…

子どもの結核とBCG

結核とは 結核は結核菌による感染症の総称です。結核菌が結核患者の咳やくしゃみによって空気中に飛び、人の肺に吸い込まれることで感染します。多くの場合、結核菌が体内に入ると、免疫機能が働き、結核菌を閉じ込めてしまいます。そして、結核菌は肺の中に…

日本脳炎

日本脳炎とは 日本脳炎は、日本脳炎ウイルスにより発生する疾患で、蚊を介して感染します。日本では1966年をピークに減少し、1992年以降は毎年10人以下の感染者に抑えられています。 症状 蚊から感染しても日本脳炎を発症するのは、1000人に1人程度といわれ…

B型肝炎ウイルス

B型肝炎ウイルスとは B型肝炎ウイルスは、5歳までに感染し長期化すると(キャリア化すると)、将来的に慢性肝炎、肝硬変、肝癌のリスクがある感染症です。 予防接種対象・スケジュール ①妊娠中に母親がB型肝炎のキャリアであると判明した場合 出生直後に抗HB…

肺炎球菌感染症

肺炎球菌感染症とは 肺炎球菌は鼻腔や咽頭に常に存在する細菌です。この肺炎球菌が、中耳や肺や血液中で病原性をもつと、中耳炎、肺炎、菌血症、髄膜炎など重篤な感染症を引き起こします。近年、抗生剤が効きづらい肺炎球菌感染症が半分以上をしめており、問…

百日咳

百日咳とは 百日咳は百日咳菌(Bordetella pertussis)という細菌によっておこる気道感染症のことです。1歳以下で感染すると重症化することが知られています。 症状 臨床症状は3段階に分かれます。 ①カタル期(約2週間) 2週間程度の無症状な潜伏期間があり、…

ヒブ感染症

ヒブとは ヒブはインフルエンザ菌b型(Hemophilis influenzae type b)の略称です。この菌は19世紀末に、インフルエンザの病原菌と考えられ、この名前が付けられました。しかし、その後インフルエンザは細菌感染症ではなく、ウイルス感染症と分かりました。…

風疹

風疹とは 風疹は、風疹ウイルスの感染によっておこる感染症です。現在は予防接種による予防が行われていますが、日本においても2018年・2019年にも一定の流行がみられました。 症状 発熱、発疹、リンパ節腫脹(耳介後部、後頚部)が認められます。症状がでな…

はしか(麻疹)

はしか(麻疹)とは 「はしか」はパラミクソウイルス科に属する麻疹ウイルスの感染によっておこる急性熱性発疹症です。発展途上国ではいまだに死亡率20%程度と高い疾患です。日本では、ワクチン接種の向上により患者数は減ったものの、平成19~20年には流行…

破傷風

本日も、比較的まれな感染症である「破傷風」に関して記載致します。 破傷風とは 破傷風は、破傷風菌による感染症です。破傷風菌は土壌や、動物の腸の中・糞の中にも存在します。皮膚が傷ついている時に傷口から侵入する感染症です。 症状 破傷風菌に感染す…

ジフテリア

今回も、現在日本では流行はしていない感染症に関してのお話です。 4種混合ワクチンに含まれる怖い病気ジフテリアに関して記載します。 ジフテリアとは ジフテリアとは、ジフテリア菌の感染によって生じる感染症です。1945年の日本では年間8万6千人の報告(…

ポリオ

今回は、日本では現在流行していませんが、予防接種の4種混合ワクチンに含まれるポリオについて記載したいと思います。 実際かかってしまうと恐ろしい病気ですので、必ずワクチンを接種し予防をしましょう。 ポリオとは ポリオは、ポリオウイルスが引き起こ…